忍者ブログ

カミタマンにわかファンブログ

再放送でカミタマンにわかファンになったYZのブログ。ショタ風味。

[PR]

2024/04/29(Mon)10:56

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

No.|CommentTrackback

カミタマンの台本

2007/06/04(Mon)19:42

 とあるオークションで、カミタマンの放送台本を二冊落札した。



 注目ポイントのひとつはタイトルで、両方本放送と異なる。7話は「ドキッ!パパの大変身」。20話は「末は博士かダメパパか」である。

 中身は追々紹介したいが、ここでは7話の最終ページを。

 お話は、くだらない用事のためにわざわざ変身させられた伸介がネモトマンをやめると言い出し、カミタマンがかわりのヒーローを募集。パパが勝手に「新ネモトマン」をやり出し、暴走を止めるのに四苦八苦した伸介が、結局は僕がネモトマンを続ける、と思い直す、というものだ。
 それにしてもこの「くだらないもの」という言い回しや、決して画面に表れるはずのないラストの二行、「戦後の日本の教育が生んだひずみ」云々、の毒は、ただごとではない。
 連続もののテレビ台本の仕事なんてのは、締め切りも短くて相当あわただしいと思われるので、脚本家(この二本はもちろん浦沢義雄)の仕事もやっつけで、その場の思いつきに過ぎないかもしれないが、画面に出るはずのない部分にも、こんなこと書いてるんだな、と知ると、作品のコンセプトに対する見方も変わってくる。

 さすがにこれをまじめな社会批判と受け取りはしない。しかし実は、お笑いには社会悪や人の哀しみを洞察する、鋭い観察眼と感性が不可欠である。弱いものをさらに踏みにじるだけのような笑いに真の毒はなく、それは低劣だ。
 そのような視点からも、この番組には十分なクオリティを、私は感じている。
PR

No.19|総合Comment(0)Trackback()

「勝手に!カミタマン」とは

2006/12/01(Fri)00:35

 1985年4月7日から1986年3月30日までフジテレビ系で全51話が放送された特撮テレビ番組で、東映不思議コメディーシリーズ第5作目。
 小学校五年生のさえない少年根本伸介の元に、神様の島カミタン島を追い出され、カップめんの容器に封じられた子どもの三流神様カミタマンがやってきた。カミタマンは三流ながらヒーローを司る神様で、伸介を正義のヒーロー「ネモトマン」に変身させる。ところがこのネモトマン、空を飛べる以外元のさえない少年と何ら能力は変わらず、連戦連敗、得体の知れない珍怪人らもからんで、毎回どたばた騒動を繰り広げる。

 不思議コメディシリーズで有名な脚本家浦沢義雄氏が多くの脚本を手がけているが、必ずしもメインではないようだ。日曜九時にしては「いいのか」と思えるネタも少なくないが、同シリーズ「ペットントン」のぶっとんだ破壊力からすれば大人しくなった方のようだ。ただ、演出のテンポなどはペットントンよりはるかによく、こなれているように思う。無生物ネタや「スカートめくり」など随所に浦沢テイストが光る。
 カミタマンの人形は実によく動き、声の田中真弓さんも素晴らしい仕事をしている。主題歌は「古畑任三郎」の本間勇輔さんの作曲で、田中さんが歌っている。ものすごくノリがよくて頭からメロディが離れない。エンディングテーマの脱力感と実に好対照。

 主役の伸介は岩瀬威司という子役が演じていて、「勉強も運動も恋愛もさえない男の子」という設定において絶妙。一般的にかわいいと言えるかも疑問、タレント的「花」もあまり感じられない。しかしだからこそすぐそこにいそうで、愛らしい。撮影開始時は、どうも計算するとまだ九歳だったようで、実に幼い。これが最終回近辺、すごく成長している。お腹も(笑)
 ペットントンのガン太君ほどではないが、この人選といい、劇中での扱いといい、番組関係者に「何か」を感じずにいられない。

No.2|総合Comment(0)Trackback()