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カミタマンにわかファンブログ

再放送でカミタマンにわかファンになったYZのブログ。ショタ風味。

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2024/11/28(Thu)01:58

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第12話 『ノロイ君都会へ』【ネタバレ】

2007/05/21(Mon)15:59

【ストーリー】
 朝早くから新聞配達に精を出すタタリ(BGMはユーミン)。

 一方、根本家の朝は、早起きのパパママが、二人でお出かけの準備。子ども二人をほっぽって、内緒で「つくばの科学万博」で、デートらしい。


 
  経済的に苦しいらしいタタリは、タバコ屋の縁の下を間借りという、まことに厳しい生活を強いられているようだ。

 再び根本家。子ども達だけの食卓。カミタマンにさぐりを入れる(?)伸介とマリ。カミタマンは嘘のつけない神様なのだった。
 「パパとママ、科学万博の招待券二枚もらったから、子どもを置いて内緒で行ったなんて、言えない言えない……」
 「カミタマン今なんか言った?」

 「あ、いや何も……」
 一応誤魔化されたらしい二人。
 
 一方タタリの「下宿先」のタバコ屋。タタリ宛の電話は、兄ノロイからだった。「つくばの科学万博」を見てきた帰りで、タタリのもとにこれから行くというのだ。
 手紙では見栄を張っていたタタリ、今のみじめな生活を兄に見せたくない。さて、困り果てたタタリは、カミタマンに相談。氷イチゴと引き替えに、根本家を自分の家だと偽って誤魔化す算段をたてた。

 感動のご対面となった二人ではあるが、そこにマリが帰宅。さらなる誤魔化しのためにタタリは貢ぎ物を氷クリームイチゴにグレードアップ。

 しかし誤魔化しきれないため、さらに氷クリームイチゴフルーツアラモードにグレードアップ。

 カミタマンはノロイを東京見物に連れ出す。ノロイの東京見物BGMは吉幾三「おら東京さいくだ」。ヨドバシカメラでカメラを買って原宿でギャルを撮りたいらしい。


 一方根本家。マリはごらんの有様。ここでタタリが、東京嫌いの兄とケンカして上京したらしいことが明らかになる。それがなぜ巨大アーモンドにこもっていたのかは不明だが、ここで問題なのは、東京嫌いのはずのノロイがなぜ、今東京に出てきたかである。

 田舎競馬で全財産を使い尽くしたノロイは、タタリを頼って上京してきたのだと、カミタマンに告白。「タタリの家」に住む気のノロイに、全てを告白せざるを得なかったタタリ。
 「東京はそんな甘いもんじゃないんだよ」
 そしてタタリとノロイの壮絶な兄弟げんかが勃発。

 ながながとほったらかしにされていたマリの元に、頼れるお兄ちゃんが帰宅。

 「お兄ちゃんがカミタマンをこらしめてやる!」
 とマリをほったらかして出陣。

 カミタマンがなかなか取り合わないので、木槌を奪って自らネモトマンに変身しようとする伸介。

 しかし自力での変身は無理があったようでスーツは後ろ前、靴と手袋も反対。
 にも関わらず初めて自力で事件を解決(判定カミタマン)したネモトマンだった。


 「田舎は東京とちがって食べていくぐらい何とかなるよ」
 バスに乗るノロイ。カミタマンへの手みやげは「ときめきのEXPO'85」のお菓子だった。見送りに来ないかと思われたタタリは、歩道橋から手を振っていた。
 「ああ、美しい兄弟愛」
 と感涙のカミタマンに、マリが乗れないのも無理はなかった。誰が縄をほどいたのだろうか。伸介はとりあえずお菓子にご機嫌。
 そこへパパとママが帰宅。おみやげは「ときめきのEXPO'85」のお菓子だった。

 ……怒りの兄妹。


カミタマン「アホなパパとママだっち」

【みどころ】
 カミタマンに使用されている音楽だが、ちょくちょくテーマ曲以外のものを持ってきていて、効果的なことが多い。今回の突然ユーミンとか、吉幾三似のノロイ君のBGMにそのまま吉幾三とか。
 食い物に関してのこだわりも健在で、この回の氷クリームイチゴフルーツアラモードのうまそうなこと。蝋の見本でもないし、だいたいこんなメニューないと思うので、わざわざ作ったのだろう。撮影後誰が食べたのだろうか。

 貧乏の設定の、誇張はもちろんあるながらの生々しさもこのシリーズ、相変わらずだ。「東京はそんな甘いもんじゃないんだよ」「田舎は東京とちがって食べていくぐらい何とかなるよ」なんてセリフは、実際あちこちで誰かが言っていたはずのセリフだ。
 ここでも浮き彫りになるのは、伸介の家の立派さである。これはペットントンやネムリンでもそうだったのだが、子ども部屋は一人一人あるし、一戸建てであるばかりでなく、平均以上の収入がないと、とても建てられそうにない家だ。「さえない男の子」の設定にも関わらず、東京住まいにも関わらず、パパもうだつがあがらない設定にも関わらず、である。
 ここらは、日本の住宅事情の特殊性が関わっているんだろう。子ども番組やホームドラマで、それ(住宅事情や貧困)自体がテーマでない限り、この住宅事情だけ嘘をつくのは、ある種のコンセンサスだったのかもしれない。家が狭いと映像映えしないし、なんかそれこそ、見てて生々しくため息鬱になる子もいるかもしれない。

 あとは、間違ったホンモノ指向というか、固有名詞や商標の扱い。このEXPOのお菓子、少なくとも包み紙は本物だろうし、たぶん実際の開催中の放送だろう。スポンサーであったかどうかだが、私は「No」に賭ける。NHKの扱いなんか見ていても、この番組の企画者なら、やりかねない。

 パパとママの仲の良さも、今回は何か間違ってる気がするが(笑)健在。実際にこのくらいのことはあっていいように思う。パパがたまの休みに嫌々家族サービスってイメージよりは、はるかにいいと思うが。
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