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カミタマンにわかファンブログ

再放送でカミタマンにわかファンになったYZのブログ。ショタ風味。

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2024/11/28(Thu)03:42

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第05話 『夢のカミタン島ツアー』【ネタバレ】

2007/07/23(Mon)15:26

【ストーリー】
 パパの会社に、お弁当を届けに来たカミタマンは、上司に怒鳴り散らされるパパを見てしまった。
カミタマン「かー、見たくないもの見ちゃったなぁ」
 落ち込むパパを慰めるカミタマン。しかしパパの企画「町内ご隠居銭湯ツアー」は、「儲かるわけない」と即断。パパの煙草に、杖のパワーで火をつけてあげると、ふと故郷を思い出す。「よくこうやって父ちゃんのキセルに火つけさせられたなあ……」
 たそがれるカミタマンを尻目に、パパの脳裏には一つのインスピレーションがひらめいていた。それは「カミタン島ツアー」

パパ「いいか、キャッチフレーズはこうだ! 少年よ! 少女よ! 夢を! 冒険を! 南海の孤島カミタン島で、神様を見つけ出そう!」
マリ「今時流行んないコピーね」
パパ「そこには、『自称』神様という一族、カミタン族が、君たちのおいでを待っているんだー! どうだどうだ?」

カミタマン「どうもひっかかるなあ……」

 パパの出世のため、低コスト戦略のために、宣伝ポスター作成などに家族総出で協力することに。
パパ「少ない予算でビッグなツアー、これが我が社のモットーだからねえ」
マリ「そうそう、サラリーマンの子どもって、これでけっこう大変なのよねえ」
 そこへ登場のママは、探検家風の服装で、一人ハイテンション。何か勘違いしているようであった。

 ロケ地に選んだのは、近場の遊園地の南国遊覧船コースだった。
パパ「どうだカミタマン。これならカミタン島のイメージにぴったりだろう?」
カミタマン「う、うん。まあな……」
 はしゃぐ根本家のみんなを尻目に、どこかブルーなカミタマン。
伸介「へえ、わりといいところじゃんカミタマン」
マリ「ほんと。これでカミタマンが海に流されたって理由がわかったわね」
カミタマン「あん? どういうことだよ?」
マリ「だってこんなきれいなところ、わざわざ自分から飛び出してくるわけないじゃない?」
伸介「言えてる!」
ママ「やっぱりパパとママに追い出されたんだ?」
カミタマン「うーん! 違うわい違うわい!」

 一同から離れ、南国風景を一人見るカミタマンは、さびしさが募るばかり。そこにオウムの姿を借りた父の大喝が。
カミタマン父「このバアタレが! 悪さばかりしおってからに、全然も進歩しとらんな! まだまだカミタン島には帰れんぞ」
カミタマン「父ちゃん!」
カミタマン母(声)「カミタマン。父ちゃんはあんなこと言うとるがのう、本当はお前が一日も早く一人前の神様になって帰ってくる日を首を長ーくして待っているんだよ」
カミタマン「母ちゃん! 待ってえ!……母ちゃん……」

伸介「おいカミタマン、何やってんだよ」
カミタマン「うっさいなあ、カミタン島じゃ、こうやって芋掘って遊んでたんだい」
 倒れ伏して泣いていたカミタマンを見つけた伸介は、最初茶化し気味だったが、様子が変なのに気づいて口をつぐんだ。


 スタイリスト兼カメラマンは、あの人とらばる聖子だった。
伸介「ええ~! マジでこの格好でやるの?」
マリ「お友達に石投げられちゃうよ……」

 南国に漂流した少年少女のイメージか、恥ずかしい格好をさせられた伸介とマリ。ぶうぶう言ってはいるが、撮影が始まるとノリノリ。天使の輪や羽で仮装させられたカミタマンも、二人のおだてにのって気を取り直し、撮影は進んだ。


 課長を説得することに成功し、いよいよ街頭にてのPR。しかしいつの間にやら殆どハワイ。トラックの荷台で踊り出した家族に、伸介はとてもついて行けず渋い顔だったが……。

ママ「伸介、パパの成功があってこそ、あなたの幸せや家族全員の幸せにつながるのよ。わかるわね」
伸介「……僕、間違ってた。パパが毎日家族のために働いてるのに。僕、家族の大切さを見失ってたよ」

 あっさりと説得された伸介も一緒になって、荷台で踊る。一方その会話を聞いていたカミタマンは、しょんぼりと一人、姿を消してしまった。

 晩ご飯時になっても、カミタマンは帰ってこない。伸介らが気にしだした頃、横山が来宅。カミタマンが、「勉強用のBGM」の波の音を流していたラジカセを「いつもよりマジな感じ」で借りていったというのだ。
 そして伸介は思い当たった。カミタマンはホームシックにかかったのではないかと。

 家族総出で、カミタマンを捜索に出る。

 しかし手がかりなく、探しあぐねるみんな。

伸介「どこ行っちゃったんだろ、カミタマン……」
マリ「まさかカミタン島に、黙って帰っちゃったんじゃ……」
ママ「帰れるくらいなら、ホームシックになんかかかんないんじゃない?」
パパ「うん……」
 うなだれる伸介の肩をパパはそっと抱く。
 そこに、焼き芋屋となったとらばる聖子が登場、焼き芋の代金を払えという。カミタマンが買ったのだというのだ。そして、「写真撮ったところって、どう行きゃいいんだ?」と訊いたと。
 伸介はいっさんに駆け出す。夜の遊園地で、みんながカミタマンを呼ぶ。波の音が聞こえた。

 カミタマンは焼き芋の袋を枕元に置き、波の音のカセットを聴きながら、眠っていた。故郷の夢を見ながら。

 立ちつくす伸介たち。しゃくりあげる伸介。涙声のマリ。優しく微笑むママ。やがてパパがカミタマンをそっと抱き上げ、伸介に手渡す。眠るカミタマンを抱きしめる伸介の肩を、パパが再び優しく抱いた。


 ………

 さて翌日。
課長「カミタンはどこだ! カミタマンは!」
 怒鳴り込んできた課長は、カミタン島などどこにもないと言うのだ。カミタマンはしれっと「ああ、そうだ。おらっちの島は人間には見えないんだった」と言う。
 見えない島にツアーが組めるか、と課長は激怒。金属バットを握ってカミタマンを追い回した。
課長「お前のおかげでな、本社のお偉いさんに怒られたんだぞ!」
パパ「まあまあ課長落ち着いて」
課長「君も(カミタマンを)捕まえんと地方送りだぞ! あああ~!?」
 と睨まれて、なだめに入ってたパパも課長と共同戦線。
 すっかりひいてしまったママ、マリ、伸介。
マリ「私絶対サラリーマンのお嫁さんイヤ!」
 カミタマンは杖のパワーでグローブを巨大化、押し潰された二人はのしイカというよりポスターのように平たくなり、あわれ課長はみんなに踏みつけにされる。
 ママ達三人の怒りの視線がカミタマンに。
カミタマン「あり、ちょっとやりすぎたかな……」
 
【コメント】
 コメディにおいて純粋にウエットなシーンを否とするなら、この番組はアウトなんだろう。筆者個人は、この番組のバランスが絶妙に好みに合っている。ペットントンも面白かったが、筆者にどうしても受け入れがたかったのは、登場する大人の不愉快さと仲の悪さだった。セロリ婆さんは全然面白くない。あれだけ無茶をやっていてまともなフォローを入れてもらえるのは全く納得がいかない。ネギ太の二親も仲が悪すぎる。コメディなのに見ていて何かリアルに不愉快になってくるのだ。
 対して、カミタマンの場合、伸介の家族は、基本的に思いやり深く、夫婦はべたべたと仲がよい。バックボーンに安心感があるので、ストーリーの無軌道な暴走を純粋に楽しめる。もちろんここらは、全く好みの問題ではある。
 カミタマンの無責任な行動や大人びた言動も、この回のような弱さを背景として受け止めれば、全く見方が変わってくる。カミタマンが無茶をやっても、伸介をいじめたり(笑)、困らせたりしても、実は保護者は伸介の方である(正確には相互なのだが、どちらかといえば)と思って見れば感じ方は全く異なる。
 筆者はこの回、すごくジーンとしてしまった。演出面でも、人形の映し方や、伸介の表情がいい。家族も、中でもパパの表情と動きがよかった。伸介の肩に手を掛ける姿。カミタマンを抱きとめて伸介に手渡す挙動とか。


 オタク的に細部にこだわってみたい。


 パパは旅行会社に勤めていて、その社名は「読フジ旅行社」もちろん読売放送とフジテレビからのネーミングだろう。ビルは「横沢ビル」で、「ひょうきん族」などバラエティやお笑いで当時すでに有名だったディレクター横澤彪氏の名からではないか。同ディレクター担当の「笑っていいとも」出演予定が、思い上がった(笑)ネモトマンの予定表にあった。

 今回カミタマンの父と母が、声だけで登場する。父は最終話に姿を現すが、母はこれっきりである。「言うとるがのう」なんて、母の訛りは、広島だろうか。南国訛りだと面白いのだが。
 なお横山が「勉強」のため読んでるのは「少年マガジン」である。このように細部に注意してみると、毎回かなり楽しめる。
 「カミタン島は人間には見えない」という点が明らかにされているのと、マリの数々の大人びたセリフも、キャラの性格設定上見逃せない。

 挿入曲として既存のものを多用するのも本作の特徴だが、今回はサザンの「チャコの海岸物語」「いとしのエリー」というスーパーメジャーなヒット作をうまく使っている。根本家のみんなが、故郷の夢を見ながら眠るカミタマンを見つけるシーンでの演出効果は必見。

 しっかしこの回の伸介のファッションは……。 「お友達に石投げられちゃう」と発言しているマリの格好の方がはるかに大人しいのだがw
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No.24|エピソード紹介Comment(3)Trackback()

Comment

はじめまして

2007/07/24(Tue)16:52

はじめてカキコさせていただきます。


伸介のへそ出しルック、なかなかかわいいですね(笑)

No.1|by よしひろ|URLMailEdit

無題

2007/07/24(Tue)17:05

★よしひろ様
 ショタコン視点で見ますと、このあとお風呂のシーンが二度、シャワーが一度、プールが一度あります。着せ替え人形みたいに一話で四、五種類服が替わるときもありますね。以前頂いたコメントにもありましたが女装まがいのひどいのもw 風呂では下半身モロに映ってるんで、ショタ的にこれまで話題にならなかったのは不思議ですね。

No.2|by YZ|URLMailEdit

無題

2007/07/25(Wed)01:43

そうなんですか!

いやはや、すごいw

No.3|by よしひろ|URLMailEdit

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